2005年12月08日

第1講「劇場法廷論概論」

05年の総選挙の与党の歴史的大勝を経て、時の政権の断行した「構造改革」は、総選挙の前にも増して「なんちゃって改革」の色合いが強く、首相の「丸投げでちょっぴり口出し」スタイルもより洗練され、もう有言不実行、羊頭狗肉、朝令暮改、朝三暮四、五里霧中というとっちらかりでひっちゃかめっちゃかの世の中になってしまった。しかし、そんな中かなり実を伴って改革されたのがよりにもよって「司法改革」であり、首相の「改悪への強い意志」が色濃く反映された残念な結果となってしまった。

本講義では、その「司法改悪」の中身とその功罪(功は微々たるものだが)を明らかにすることを目的とする。第1講では、その概要をつかむことを目標とする。

「劇場法廷論」と、あえて表題として表記したことからもわかってもらえると思うが、新裁判制度の骨格は「劇場化」につきる。「市民の司法参加」を大義名分に、法律も何もわからない市民に、いかに自分に都合のいい「演出」で自分の都合のよい理屈を主張できるか。ということが、勝敗をもっとも左右する要素となってしまっている。「演出」には基本的に財力が必要であり、財力の差がそのまま判決に反映されやすい。無論、これまでの裁判制度でも財力の大きさは勝つ上での非常に高いアドバンテージであったことは間違いないが、この傾向は新制度によりケタ違いに強まっている。この状況を決定づけたのは「陪審員制度(民事:大陪審、刑事:小陪臣)」および「特別設置分離法廷制度」の2つの制度によるものである。

次の講義からは、この2制度について、成立の過程と現状、問題点などを、具体的に検証していく。
posted by 蓮田 at 02:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 劇場法廷論概論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
蓮田である。

コメントって初めて書くなあ…。
このブゴル?ブログか。を立ち上げてくれたのは
3回生の黒森坂さんかな?ありがとう。
先生の「のぶゆき」の「ゆき」は「行」だよ。
Posted by at 2005年12月08日 02:20
あっ!すみません(>_<)
直しておきます。
あと、このブログわ日付がちょっとおかしいです。
2005年って…(-.-;)☆☆私まだ高校生ですよ!
直せたら今の日付2010年に直しますが、無理ならこのままです〜
Posted by 黒森坂 at 2005年12月08日 03:39
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